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ICU 集中治療(ICU)部門

全国でも、麻酔科が管理する集中治療室を持つ施設は多くありません。そんな中、当院は麻酔科管理の「集中治療(ICU)部門」を置き、専門医を含めた専任のスタッフが、重症患者の全身管理を行っています。麻酔科医がベットコントロールをして、呼吸・循環管理を中心とした全身管理を行う"semi-cloesed"ICUとして手術室に隣接した状態で開始しました。その後、救命新棟2階に移動し増床、進化し続けています。入室症例も年々増加し、1,000を超える症例の集中治療を行なっています。入室症例の約9割は術後症例ですが、内科重症例にも柔軟に対応してます。加えて同じフロア内のCCU/SCU症例の全身管理にも適宜参加しています。
当院は、総合周産期母子医療センターであるため、重症妊婦症例も多く、産科麻酔科チームとも協力して質の高い周産期医療の実現にも寄与しています。

FEATURE 集中治療(ICU)部門の特徴

01

周術期を通して一貫した麻酔管理により
集中治療の基礎知識を習得

02

豊富な研修コースによる
心肺蘇生教育に注力

麻酔科メンバーとしては、集中治療専門医の小山 薫(診療部長)、加藤 崇央に加え、麻酔科スタッフが交代で24時間体制の勤務をしています。当ICUでは、麻酔科、主治医、看護スタッフ、腎臓内科(持続血液濾過透析、エンドトキシン吸着、血漿交換)などの関連診療科、臨床工学技士がチームで重症患者さんの治療を行っています。

集中治療専従を目指さない場合でも、術後を視野に入れたより良い術中麻酔管理、全身管理の基礎、急変時の対処方法など、明日からの臨床に結びついた臨床能力が自然に身に付く研修部門として、スタッフ一同さらなるレベルアップを目指しています。

患者さんの多くは心臓外科などの大手術後や、術前合併症を有する方などです。外科術後症例が多いですが、院内外の急変患者、呼吸不全、循環不全、急性腎不全、重症妊婦なども柔軟に受け入れています。患者さんの数は年々増加しており、すでに800症例を越えていますが、ICU増床によってさらなる増加が見込まれています。術前~術中管理から引き続いて術後管理を行うことで、周術期を通して一貫した麻酔管理に携わることになります。麻酔科研修中においては、人工呼吸管理、循環管理、疼痛管理、血液浄化療法等を含めた集中治療の基礎知識を習得することを到達目標としています。また、当ICUは集中治療医学会研修認定施設であり、集中治療専門医取得の道も開かれています。
また、患者急変への備えとしての心肺蘇生教育にも力を注いでいて、院内講習会に加え、アメリカ心臓病協会認定コース(AHA認定BLS、ACLS、PALS)を定期的に開催し、新初期研修医には毎年4月第1土曜日にAHA-BLSコースを開催しています。後期研修医向けには、早期にACLS、PALSコースの受講、さらに希望者には病院前外傷学セミナー(JPTEC)、各種インストラクターコースの受講も可能です。

EDUCATION & TRAINING 教育・研修

内科・外科系の重症患者の全身管理を通じて、
鎮静、人工呼吸管理、循環管理、血液浄化、感染コントロールなどを学びます。
当院はドクターヘリ基地病院であり、麻酔科もフライトドクターに参加しています。
アメリカ心臓協会が認定しているBLS、ACLS、PALSのコースも定期的に開催し、最新の心肺蘇生法の教育・普及活動に積極的に関与しています。
これらを通じて急性期医療チームの中心的役割を担える総合的な臨床力の修得を目指しています。

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